ゆっくり休んで。

ママへ

本当にお疲れ様でした。頑張ったね。最後まで諦めないでくれてありがとう。そして私を産んでくれて、一生懸命育ててくれてありがとう。


今まで色んなところにつれて行ってくれたし、みんなで美味しいものいっぱい食べたよね。全部思い出に残ってるよ。何回も怒られたし、何回も喧嘩したけど、私はママの娘で良かったよ。


ママがガンになって、治療のために食事とか生活を大分縛られるようになって、好きな物を食べる事をずっと我慢していたから本当に辛かったよね。


私が家を離れる前は、咳が酷くて、歩くのもやっとで、ご飯も喉を通らなくなってたから、私が居なくなったらどうするんだろうってすごく心配だった。


私がゴールデンウィークにいわきに帰ってきたときにはもうガリガリに痩せていて凄いびっくりしたよ。ママにもう生きていたくないって言われて必死にそんなこと言わないでなんて言ったけど、軽々しく死なないでなんて言ってよかったのかなとか、でもママが死んじゃうなんて絶対嫌だしで。なんて言ってあげるのが正解なのかわからなかった。


それからママが入院して、家と違って人と関わるようになって良かったよね。パパとか家族はもちろん、周りの友達みんなママを気にかけて会いに来てくれて、本当にママは幸せ者だよ。
だからママが本当に孤独だった時なんて無かったんだよ。私がこの家に生まれてきて良かったって思うのはママとパパ、じいちゃんばあちゃん、優希、家族みんなが居るからなんだけど、きっとママも同じだと思うよ。


ママはどんなに辛くても最期まで私の将来を応援してくれたから、私も前向いて頑張るよ。
多分どうせ今もその辺で話聞いてくれてると思うけど、私は絶対凄いアーティストになるから、だからママはどっかその辺で私の将来どうなるかをしっかり見守っててね!